擦り傷の跡に色素が沈着!? 傷跡のシミは消せますか?

皮膚科まっぷ
  1. 擦り傷の跡に色素が沈着!? 傷跡のシミは消せますか?
2015年09月24日

擦り傷の跡に色素が沈着!? 傷跡のシミは消せますか?

擦り傷がやっと治ったと思ったら、その跡がしみ(シミ)になってしまった。そんな経験はありませんか?傷跡にできてしまったしみは、消すことが出来るのでしょうか?

擦り傷の跡に色素が沈着!? 傷跡のシミは消せますか?

傷跡のしみができてしまうのは何故?

できてしまった擦り傷がやっと治ったと思ったら、その跡がしみになってしまった。そんな経験はありませんか?実はそれ、傷が元で起こった炎症によって、肌の中でメラニンが色素沈着を起こしてできたしみなのです。

皮膚は何らかのトラブルを生じると、炎症が起こっている部分が非常に活発な状態になります。この時、肌を再生するために角質を生み出す細胞(表皮細胞)が活発になっているのですが、同時にメラニンを生成する色素細胞も活発化してしまいます。これによって生成されたメラニンが炎症治癒後も皮膚に留まると、色素沈着を起こしてしみのように残るのです。

今回例として取り上げた擦り傷以外にも、にきびやかぶれ、虫刺され、アトピー性皮膚炎などでも、同じ現象が起こります。

傷跡のしみは、もう消えることはないの?

では、傷跡のしみは、できてしまったらもう消えることはないのでしょうか? 安心してください。紫外線によってできた通常のしみとは異なり、傷跡のしみは一時的なものです。炎症そのものが長引かなければ、半年以内に自然に消えてくれることが殆どです。

ただし、傷に過度な刺激が加わることによって、肌の奥深くまでメラニンが入り込んでしまった場合には、消えるまで長い時間がかかることがあります。また傷跡のしみが大量の紫外線を浴びると、紫外線によって生成されたメラニンが新たに加わって、しみの色が濃くなってしまうことがありますので、注意が必要です。

傷跡のしみができてしまったら

基本的には、傷跡のしみは自然に消えてくれますから、そのまま時が過ぎるのを待てば問題ありません。しかしながら、前項でもご紹介したように、過度の刺激や大量の紫外線は悪化の原因となりますから、傷への刺激を極力避けたり、紫外線を浴びることを極力避けたりするのは良い心がけと言えるでしょう。

もしどうしても傷跡のしみが気になるという方は、症状によっては内服薬を出して下さる病院もあるようですから、一度最寄りの美容皮膚科の先生にご相談してみると良いでしょう。